レベラルアーツの理系事情
数学に触れてなさすぎて数学力の衰えを恐れたため、また非常に暇だったため、今年のセンター数学を解いてみました。
現役時代はどう足掻いても9割は取れていたので、問題を解き忘れたり、計算が遅くなって見直しが十分にできなかったりして焦りましたが、結果としてIA・IIB共に95点以上取れたのでとりあえず安心です。ただベクトルの代わりに確率統計を解いたので、ちょっとずるしました笑
日本の受験システムは私の体質には合わないんですが、テストの質自体は高いと思います。
正直、アメリカの学生の数字を扱う能力の平均値の低さに改めて驚いています。トップスクールに一応入るであろうDePauwの学生ですら、定量的な議論を苦手とする人が少なくないな、という印象です。数字や数式を使って説明する能力は非常に大切だと思うのですが…
卒業のためには、Quantitative Reasoningというラベルのあるクラスを最低2つ受けなければいけないのですが、これも授業によりまちまちで、システムとしては微妙です。
理系専攻の生徒はさすがにそういうことは得意そうな感じですし、DePauwではScience Research Fellowsを設けたりと、最先端の理系研究に携わる機会はあるので、学ぶ環境としては最高だと思います。
ただ、リサーチ系大学や日本の理系学部の事情がわからないので、他との比較できていない時点であんまり説得力がないのですが笑